こちらが男性向きのレビュー。女性のはこちらへ。
AdultFriendFinderはアメリカではもっとも歴史のあるセックス系出逢いサイト。しかし、その歴史はあまり良いことではない。なぜなら、このサイトのビジネスは最初から難解な問題を抱えていた。
AFFの概念は、匿名セックス好きの女性の情報を男性に売れる、ということ。無論、このような情報があったら、男性はすぐ買いたがるだろう。だけど、セフレだけでも平気な女性の話となると、需要が供給を明らかに超えている。バーの問題と同じようなことだ。男性が入って欲しいので、作戦として、女性の飲み物を半額にすることがる。女性が入りやすいところになると、男性が自然に来る、という考え方である。
しかし、バーなら見た目で分かるものの、ネットでは性別を確実に証明する仕組みは全く付いていない。そのため、「女性半額」などの割引は考えられない。それで、AFF(アダルトフレンドファインダーの略)の経営者は何をしたかというと、「サクラ」を雇ったのだ。
残念ながら、セフレしか欲しくない女性は希だ。実際に存在するとは言っても、そのような女性は選択だっていくらでもある。わざと出逢いサイトに行く必要がない。街に出てナンパされたら済む。
このサイトは、「サクラ」を発明したかもしれない。発明しなくても、「サクラ」のおかげで大変儲けた。(サクラというのは、第三者がバイトの感じで女性を演じること。サイトで男性にメールを書いたり、興味を示したりするだけで、実際会うことは一切ない。だって、大体サクラは男性だから、しょうがない。)
インターネットがまだ流行っていなかった頃、この「サクラ」は、最高の客引きとなった。たくさんの男性が簡単に騙された。「可愛い子から連絡が待っていますよ。でも、彼女はスタンダードメンバーですから、当サイトに購読しないと読めません。購読しませんか?」というような詐欺メールを送るだけで、大変な利益を手に入れた。
サクラはチャットルームにもよく出ている。今はチャットルームにはあまりいないと思うが、プロファイルの 「足跡」にサクラがたくさんいる。この証拠の一つは、違う市を検索してみると、同じ写真を使っている女性がたくさんいる。また、住む所の欄に、「港区、東京」に記入すべきところ、「ニューヨーク、東京」とか、「ロンドン、東京」というわけのわからない場所名が書いてあるは。
この手を使っているサイトにお金を出すと損しかしない、と僕は思う。お金を出してしまったら、自分が騙されるだけだ。そして、このようなビジネスが儲けるとなると、悪徳の営業マンが注目して、より男性を馬鹿にするビジネスを開発していく。情けない話である。(実際にゴールドメンバーシップを買うと、領収書のページに「特別扱いされたい?なれば、こちらのサービスも買って下さい」という広告がある。悪質商売のピッタリの例。)
僕の友達の中に、AFFを使っている日本人の女性一人と台湾人の女性一人がいる。二人とも「まさか彼女らがそのようなサイトを使ったことがないだろう」と思わせるぐらいのような人だ。
でも、彼女らは例のサイトで特徴的な存在にあると僕は思う。そして、男性のメンバーが遥かに女性メンバーの数を上回っているので、数少ない良い女性に対しての競争が本当に厳しい。
実験として、僕は一ヶ月をかけて挑戦してみた。自分に合いそうな女性を数人探してみて、ちゃんとしたメールと写真を送ってみた。1ヶ月に100件ほどのメールを送ったが、返事は10件を達さなかった。それに、サクラからの返事が4件あった。実際返事を送ってくれた女性は、たった三人。寂しい極まらない話だ。
まあ、僕は別にモテ男ではないので、そういうもんかな。でも、やっぱり、購読しても、チャンスはあまり変わらない、と改めて感じざるを得なかった。やってみたい方でも、フリーなメンバーシップで十分。
もし、どうしてもAFFを使ってみたい気分であれば、チャットルームをお勧めする。チャットルームはお金をかけなくても購読メンバーと同じように使えるので、非常に便利なものだ。そして、チャットルームには現在、サクラはいないみたい。(インスタントメッセンジャーにはたくさんいるから、そちらはお勧めできない。)殆どのチャットルームは地域と趣味によって分かれていて、英語しか許されていないが、一つの日本語専用チャットルームもある。全てのチャットルームが暇つぶしには良いネタかもしれない。
まあ、メンバー料金は一年間で一万円ぐらいしかしない。他のサイトと比べれば、安い。ただ、質もありだ。サクラがあまりにも多く、毎日が花見みたい。それに、実際の女性がいても、ちょっとクレージーな女性が殆どで、彼女らに対する競争が本当に厳しい。つまり、購読するに値しないと思う。
僕はアメリカのサイトも日本のサイトも両方使ったことがある。ちょっとしか使ったことがないけれど、印象としては、日本のサイトは日本人に狂っている欧米人が多いので、六本木の不潔なバーとあまり変わらない感じだ。それに比べて、アメリカのサイトはたまに盛り上がることがある。大学時代、僕はアメリカ版を使って二人の女性に出逢ったが、ひどく言いたくないだが、「インターネットを利用する必要があった」ような女性だった。普通のバーに言っても、出逢いが難しいような人達だった。
彼女らは優しかったが、雰囲気はあまり良くなかったので、コーヒーを飲んだだけで終わりにした。
セックスパートナーを見つけたい方は、バーに行ったり、ショッピング街にナンパしたりする方は明らかにチャンスが高いと思う。