settleは非常に幅広い使い方のある英単語だ。もともと「住みつかせる」という意味で、現在数多くの慣用句に使われている。その中に、恋愛のものもある。
settle down
実は、「settle down」は二つの全然違う使い方がある。
一つは、「一つの人と真剣に付き合い始める。そして、婚カツに力をいれる」という意味だ。
例)
I think it's about time for me to settle down. (そろそろ結婚を真剣に考えないと・・・)
I just don't feel like I'm ready to settle down yet. (まだ真剣に付き合う覚悟はない。ごめん。) [なんだか言い訳そうな言い方]
Isn't it time for you to settle down? (遊ぶのやめて、誰かと結婚した方が良いじゃないですか?)
イメージとしては、正に「住みつかせる」ことで、新しいところに行って、新しい家に引っ越して、新しい家族を作る。
Don't settle.
settleの意味のもう一つは、「決める」。これもまた慣用句になって、「Don't settle」という表現ができた。
レストランやビジネスで「settle the bill」という言い方をする。この場合、「勘定を払う」という意味になる。また、裁判で「settle the case」と言い、裁判を決めるという意味になる。イメージとしては、二つの人間は本来別のことを望んでいるのだが、交渉の成り行きによってさらに時間を入れるのがもったいないと思い、お互いに諦めることを指す。そういう意味で、「settle」は「控訴」の反対語と考えても良いと思う。
では、「Don't settle」の意味はもう分かっただろう。「自分の夢を捨てないで、最後まで戦ってください」という意味だ。下記の言い方もよく耳にする。
「Don't settle for a guy/an asshole like him」(そのような奴/馬鹿野郎との付き合いをやめて方が良い)
では、ご参考になっただろうか。あなたが素敵な相手を見つけるまで、「Don't settle.」